Windows Server 2012 で運用中の Active DirectoryをOSサポート期限終了となるため、Windows Server2019へ移行を行いました。

OSのインストール~既存ドメインへの参加

まずはWindows Server 2019 Standardのインストールをおこないます。

既存のドメインへ参加します。

ADの管理者アカウントでログインします。

役割の追加

Active Directory ドメインサービス とDNSサーバー の役割を追加します。

Active Directoryへの昇格

「このサーバーをドメインコントローラーに昇格する」をクリックします。

「既存のドメインにドメインコントローラーを追加する」を選択し、「次へ」をクリックします。

既存の Windows Server 2012 では 「FRSによるファイル同期」が行われているため、エラーが出ました。
先に既存のサーバを DFS-R に変更する必要があるようです。

既存のPDCで以下のコマンドを実行して移行を開始します。

dfsrmig /SetGlobalState 1

以下のコマンドを実行して移行状態を確認します。「すべてのドメイン コントローラーがグローバル状態 (‘準備完了’) に移行しました。」が表示されていれば完了です。

dfsrmig /GetMigrationState

以下のコマンドを実行してSYSVOLフォルダ参照主体をFRSからDFS-Rへリダイレクトします。

dfsrmig / SetGlobalState 2

以下のコマンドを実行してFRSを廃止します。

dfsrmig / SetGlobalState 3

以下のコマンドを実行して移行状態を確認します。
すべてのサーバで「削除済み」となっていれば完了です。

dfsrmig /GetMigrationState

再度Windows Server2019のほうで「既存のドメインにドメインコントローラーを追加する」を選択し、「次へ」をクリックします。

パスワードを入力して「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「インストール」をクリックします。しばらくするとOSが再起動します。

Active Directoryの役割を転送

Active Directory ドメインと信頼関係を起動し、右クリックメニューから「操作マスター」をクリックします。

表示されている情報を確認し、「変更」をクリックします。
これで操作マスターを移行先(新サーバ)へFSMOを移行します。

「Active Directory ユーザーとコンピューター」を起動します。
ドメインを右クリックし、メニューより、「操作マスター」を起動します。

「RIDマスター」、「PDCエミュレーター」、「インフラストラクチャ」の各タブについて「変更」をクリックし、FSMOを移行します。

ファイル名を指定して実行で「mmc」を実行します。
[ファイル]-[スナップインの追加と削除]で「Active Directoryスキーマ」を追加し、「OK」をクリックします。

右クリックメニューより、「操作マスター」を起動します。

「変更」をクリックし、FSMOを移行します。

以下のコマンドを入力し、「スキーマ マスター」、「ドメイン名前付けマスター」、「PDC」「RID プール マネージャー」、「インフラストラクチャー マスター」の5つが新サーバーに転送されていることを確認します。

netdom /query fsmo

旧ADサーバの降格

Windows Server 2012 の方をADサーバーから降格させます。

サーバーマネージャーで「役割と機能の削除」を選択し、「役割と機能の削除」をクリックします。

Active Directory ドメインサービスのチェックを外して「次へ」進み、機能の削除を実行します。

削除が終わると、Active Directory ドメイン サービス構成ウィザードが実行されます。
画面キャプチャーの通り進みます。